会社設立登記

 会社の設立登記というのは、文字通り会社を作る登記ですが、何故そもそもこの登記が必要なのでしょうか?
 個人事業でも仕事は当然行える(私もそうですが)のですが、個人でやる場合、売上が上がるに連れて税金等の問題がかかわってきます。その点、会社では税金対策になることが多いです。
 税金以外の理由でも、会社を作ったほうがよい場合というのはいくつかあるのですが、代表的な事例を考えてみましょう。
 ・信用力がある。
 ・融資が受けやすい。
 ・経費が個人よりも使いやすい。
 ・決算期を自由に決められる。
 逆にデメリットとしては、
 ・会社設立にかかる手間・費用がかかる。
 ・税理士に頼んで経理の処理をしてもらうことになることが多い。
 などでしょうか。もちろん上で挙げた理由以外にもさまざまなものがあるのですが、そんな中で会社を設立される理由で比較的多いのは、
 ・法人成り
 ・(売上が上がってきたので)税金対策
 です。
 因みに、登記の面から申し上げると、「会社の設立登記を申請した日=会社ができた日」となるため、比較的多いご依頼は「大安」や「一日」に登記を申請してほしいというものがあります。
 ここで気づかれる方がいらっしゃるかもしれませんが、法務局が開いていない土日は登記申請ができません。ということは、大安や一日の登記申請が可能なのかは、カレンダーを見ながら打ち合わせを行うことになります。
 また、ホームページを見ていると「最短〇日で登記可能」というキャッチフレーズをたまに見かけますが、通常は会社の概要を決めて、何度か打ち合わせをさせていただくので、数日というのはなかなかハードルが高いように思われます。ただ、会社の概要を予め詳細に検討されている方でしたら数日も可能でしょう。
 なお、当事務所では、下記のような流れで進めていきます。
 ①会社の概要を決めていただく(会社の名前、場所、目的など)
 ②たたき台のご提示
 ③当事務所作成の書類にご署名・押印をいただきます
 ④公証役場での定款の認証(当事務所が代行します)
 ⑤設立登記の申請(この日が会社設立の日になります)
 ⑥登記の完了と同時に書類一式を取得(登記事項証明書(俗にいう「登記簿 
  謄本」)、印鑑証明書、印鑑カード等)
 ⑦書類一式を受け渡し
 目安としては、時間は最初の打ち合わせから2週間程度かかることが多いかと思われます。また、費用については設立登記の登録免許税が約15万円、公証人の定款認証に約53,000円、当事務所の報酬で約10万円で合計30~31万円程度になります。
 なお、当事務所では電子定款に対応しておりますので、定款を(電子定款でなく)紙の定款で作成した場合にかかる4万円の収入印紙代を節約することができます。
 その他ご不明なことがありましたらお気軽にご連絡ください。
 なお、当事務所では日本全国の登記申請に対応しております。

あいば司法書士・行政書士事務所
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