成年後見と司法書士

司法書士の相波です。
なぜかバタバタしており久々の投稿になります。
その原因の一つが今携わっている成年後見の案件なのですが、一人暮らしの方の後見人というのは事情の把握が困難な場合が少なくありません。ご本人のお話から必要な情報(特に預貯金や年金などの財産関係)を把握できない場合は、周辺関係者の方々や郵便物等から検討をつけていくことになるのですが、色々やってみるとやはり当たり外れが多いのです。

ですが、実はこれは後見人の方に限った話ではなく、もしご自身に何かあって(例えば、亡くなってしまった場合)、残された方がその遺産の整理をしていくなかで同じようなことはいくらでも起こるのではないかと思います。
・銀行口座はどこにあるか?
・相続人は誰か(これはそれほど難しい話でもないかもしれませんが)?
・借金はないか?
・不動産はあるのか?
・ほかに遺産はどんなものがあるか?
この辺りから整理していって、各種手続をしていくことになりますが、とにかく時間と手間がかかります。
特にこのご時世では金融機関を回るだけでも数時間、場合によっては丸一日ということもあります。

そしてこの業務をやって思うことは、少なくとも自分の財産がどこにあるかだけはわかるようにしておこうということ。残された家族のためにもこれだけはやっておいたほうがいいと思います。
その方法については後日改めて。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

司法書士・行政書士 相波聡明

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